~プラスチック材料の基礎知識から、物性表から読み取る設計のポイント、トラブルを防ぐ!プラスチックの応用特性と設計方法まで~
趣旨 製品の低コスト化、軽量化に対する要求は高まるばかりです。それらの要求に応えるための有効手段の一つがプラスチックの活用でしょう。しかし、設計者がプラスチックの材料特性をしっかり理解した上で設計を行っているかというと、そうといはいえないケースが多いように感じます。プラスチックには吸水性や劣化、粘弾性特性などの注意すべき特性があります。品質の高いプラスチック製品を設計するためには、そのような材料特性についてしっかり学んでおく必要があります。それにも関わらず、設計者がプラスチックの材料特性について学ぶ機会は非常に少ないのが実情です。
そこで本セミナーでは、設計者がプラスチックの材料特性を学ぶことを前提に解説を行います。プラスチックを使った設計を行う際に注意すべき材料特性を網羅し、品質トラブルの低減につなげます。
1. プラスチックを使ったものづくりの概要
1-1 プラスチックのメリット/デメリット
1-2 金属材料との違い
1-3 プラスチック関連知識
1-3-1 材料
1-3-2 成形・金型
1-3-3 二次加工
1-3-4 製品設計
2. プラスチック材料の基礎知識
2-1 プラスチックの構造と分類
2-2 熱硬化性プラスチック
2-3 熱可塑性プラスチック
2-3-1 結晶性プラスチック/非晶性プラスチック
2-3-2 汎用プラスチック
2-3-3 エンジニアリングプラスチック
2-4 リサイクル材料
2-5 その他の知っておきたいプラスチック
2-6 配合剤(添加剤)
3. 物性表から読み取るプラスチックの基本特性と設計のポイント
3-1 物性表
3-2 物理特性と設計のポイント
3-2-1 MFR/MVRと分子量
3-2-2 成形収縮率
3-2-3 密度/比重
3-2-4 吸水率
3-3 機械特性と設計のポイント
3-3-1 引張特性
3-3-2 曲げ特性
3-3-3 圧縮特性
3-3-4 衝撃特性
3-4 熱特性と設計のポイント
3-4-1 ガラス転移温度/融点
3-4-2 荷重たわみ温度
3-4-3 線膨張係数
3-4-4 熱伝導率
3-4-5 難燃性(燃焼性)
3-5 電気特性
3-6 光学特性
4. トラブルを防ぐ!プラスチックの応用特性と設計のポイント
4-1 温度特性
4-2 粘弾性特性と設計のポイント
4-2-1 クリープ
4-2-2 応力緩和
4-3 劣化と設計のポイント
4-3-1 熱劣化
4-3-2 加水分解
4-3-3 紫外線劣化
4-3-4 劣化の寿命予測
4-4 耐薬品性と設計のポイント
~ご案内~
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