【終了/東京開催セミナー】プラスチック製品の強度設計と強度トラブル回避策とそのポイント(2017年7月25日)

プラスチック製品の強度設計と
強度トラブル回避策とそのポイント

 

   日時 2017年7月25日(火) 10:30~17:30
   会場 東京都新宿区西新宿 日本テクノセンター研修室
   主催 日本テクノセンター

 


 

本セミナーは好評のうちに終了いたしました。

 

<受講者様の声(抜粋)>
・要点がまとまっており、即実践で使える考え方を理解できた。
・業務に直接関係する内容ばかりであり、非常に無駄の少ない内容だった。
・具体的事例の紹介があり分かりやすかった。
・考えなければいけない点と、考えなくてもよい点が明確になった。

 

日本テクノセンター様主催のセミナーに登壇します。

 

し込み(日本テクノセンター様ホームページ)

 

<概要>

 プラスチックは低コストで様々な特性を付与できるため、身の回りの多くの製品に使用されています。また、軽量化や原価低減の要求から、金属をプラスチックに代替する動きも非常に活発です。そのようなプラスチック製品の品質を確保するためには、設計技術が重要であることは言うまでもありません。特に強度設計に関する技術は、重大事故を防止するためにも、欠くことのできない技術の一つです。

 しかし、プラスチック製品の強度設計は思ったほど簡単ではありません。材料力学の知識に加えて、材料特性や成形・加工の影響に関する知識、製品設計上の実務的ノウハウを十分に持っていなければ、精度の高い強度設計を行うことは困難だからです。それらの知識・ノウハウの多くは広く浸透しておらず、KKD(勘と経験と度胸)による強度設計にとどまっていることが多いのが実情です。

 本セミナーは、数多くのプラスチック製品の設計を手掛けてきた講師が担当します。実務で活用できることに重点を置き、プラスチック製品の強度設計を行うための最低限必要な基礎知識を解説します。

 

 

セミナープログラム

 

❶プラスチック製品の強度設計に必要な材料力学の基礎


(1). 荷重、応力、ひずみ

(2). 強度と剛性

(3). 安全率

(4). 梁(はり)の計算

  a. 梁(はり)の種類

  b. 断面二次モーメント、断面係数

  c. 梁(はり)に発生する応力とたわみの計算

 

❷強度設計を行う上で考慮すべきプラスチック材料の特性


(1). プラスチック材料特性の基礎

  a. 材料特性の決定プロセス

  b. 温度特性

  c. 疲労

(2). 粘弾性特性

  a. 力学モデル

  b. クリープ

  c. 応力緩和

(3). 劣化

  a. 様々な劣化要因

  b. アレニウスの式を使った寿命の推定

  c. 劣化スピードの経験則「10℃2倍則」

 

❸成形・加工条件による強度への影響と対策


(1). ウェルドライン

(2). ボイド

(3). ヒケ

(4). 残留応力 他

 

❹強度トラブルを起こさないための設計方法のポイント


(1). 製品の使われ方と発生応力の把握

(2). 手計算、表計算ソフト、3DCAD、CAE等を使った形状設計

(3). 使用材料の物性評価

(4). 材料物性のバラツキ低減対策

  a. 材料および製品の「機能・性能・仕様」の明確化

  b. 図面および仕様書への記載内容

(5). 安全率の設定

(6). 製品の壊れ方の把握

(7). 製品の評価

 

 

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